日常, 滞在

風待ちステイ

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風待ち港の暮らしに浸り、心の帆を張る、探究型滞在

ご自身の気分に合わせて、港町のとっておきの自然や暮らしをご案内

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かつて「風待ち港」として知られた港町、伊豆稲取。海を旅する船乗りたちが立ち寄り、しばし憩い、地元民と語らいながら、出航にふさわしい風を待つ街でした。
かつての船乗りの代わりに、人生という海を旅するあなたへ。
都会の喧騒からしばし離れ、心地よい港町の自然や暮らし、人との交流をご気分に合わせてご案内します。自分らしい人生の航海を支える良い「風」が吹きますように。

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背景

人口5,000人ほどの小さな港町、伊豆稲取は、海に突き出た半島が天然の入り江を形成しています。古来より各地を旅する船乗りが訪れ、錨を下ろして身体を休めながら、次の出航にふさわしい風を待ったことから、「風待ち港」として知られ、栄えてきました。

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歴史的に様々な人が行き交ってきたからこそ、今でも街の人は旅人に温かく、よそ者を受け入れる懐の深さを感じさせます。港町らしく感情豊かな方も多く、豪快な笑い声が聞こえてくることも多々ありますが、それもまたご愛嬌。漁師や農家、役場の人まで、多様な街の人と関わる機会がたくさんあります。

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そんな稲取に惚れ込み私たちは、古民家を宿へと改修し、暮らしに浸るような滞在を提供する、湊庵 -so-an-を立ち上げ、この街に根付きながら今回の旅人の皆さまをご案内いたします。

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今でこそ、帆船で旅する船乗りはこの街にいませんが、代わりに、人生を旅する者たちがいると、私達は考えています。

「人生」という、地図のない広大な海原を、心のコンパスに従って旅する者たち。

レールに沿って生きるのではなく、自分らしく豊かな生活を送り、そして世の中にも役立ちたい、と、紆余曲折しながらもそれぞれ人生の旅を歩んでいます。

見たことのない景色や、自分にとっての宝物を探しに行く冒険のような旅路ですが、時には、少し休んだり、次の道を考え直したい、そんな時もあるでしょう。

この街は、そんな「風待ち」の時間にぴったりの場所です。

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都会で頑張る日々から少し離れ、豊かな自然に癒やされながら、気軽に人と語らい、自然体の自分に帰っていく。心に余白ができてくると、様々なしがらみがほどけ去り、みずみずしい風が心の中をすっと吹き抜けていきます。

それは、改めて今の生活に打ち込んでみる「風」かもしれない。あるいは、全く別の方向へと人生の舵を切る、その後押ししてくれる「風」かもしれない。

豊かな自然と、心温かい人に囲まれて、新たな出航を支える「風」を待つ。私達は、かつて風待ち港だったこの街を活かして、そんな体験を提供したいと考えています。

この街に、錨を下ろしてしばし滞在してくださる旅人。その一人ひとりの気分やリクエストをもとに、稲取の様々な場所や、景色、人をご案内します。

港町の暮らしに浸ってみたり、地元の方々や他の旅人と気さくに語らったり、豊かな海や山の自然に癒やされたり。はたまた、波の音が聞こえる温泉、採れたての海鮮を堪能したりと、稲取での過ごし方はさまざま。訪れる方の「風待ち」の気分に合わせて、私たちがご提案いたします。

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今、どんな風を、待っていますか。

風待ちステイを選択して訪れてくださる際は、事前、また当日に、今回の滞在をどんな時間にしたいかお聞かせください。それに合わせておすすめの現地での過ごし方をご紹介いたします。

静かに海を眺めたい…
「あの堤防や浜辺で海が、穏やかでおすすめです。」

緑の中で、大きく深呼吸したい…
「あそこの草原に、寝っ転がるのに最高な場所があるんです。」

誰かと気楽にお話したい…
「今夜、地元の人と夕食するですが、よければご一緒にどうですか?」

地元に根ざしてきたからこそわかる、観光では見つけられないこの街の魅力をお伝えしたり、気さくな地元の方々と交流する機会をご用意いたします。
それはまるで、街の暮らしに深く根付いたかのような滞在です。

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この街で味わえること

詳しい現地での過ごし方は、来た時のお楽しみですが、参考までにいくつか例をご紹介します。

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深呼吸が青空にとけてゆく、広大な草原。

伊豆半島の端から広がる相模湾を180°に見渡す、丘の上の広大な草原です。
日なたぼっこにぴったりの場所や、貴重な植物が群生しているスポットなどを地元目線でご紹介します。

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カモメが遊ぶように飛び交う、海の堤防

この街にはいくつもの堤防があり、それぞれ違う景色が味わえます。
「海を眺めたいときはこちら」、「街並みやカモメを眺めたいときはこちら」と、その時の気分に合わせて、場所をおすすめします。

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多様な暮らしを楽しむ移住者との交流

稲取には20〜30代の若い移住者たちが最近増えています。
フルリモートや多拠点生活、パラレルワークなど、多様な働き方を実践している彼らと話していると、いつも新しい刺激になります。夕食をよくみんなで一緒に食べているので、タイミングが合えばぜひご一緒に。

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気さくで温かい地元民との交流

この街で長く暮らしてきた、気さくな町民の皆さん。役場の職員や漁師さん、農家さんなど、多様な人が気軽にお話させてくれます。一人で話しかけるには勇気がいりますが、大丈夫。私達と一緒に会話に混ざっていただければ、あっという間に仲良くなります。

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その他にも、以下のような様々な体験案があります。
・漁師さんが海を案内してくれる漁船クルージング
・畑作業や養蜂、竹林整備など、土に触れながらお手伝い
・海に生きる愉快なダイバーたちとの海辺のゴミ拾い
・港町の風情ある暮らしを垣間見る、路地道散策

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時期や当日の都合によって、ご案内できるものは変わりますが、

いつなんどき訪れても、この町では四季折々の出来事に巡り会えます。

ご都合が合えば私達が直接ご案内しますし、そうでなくとも、地域住民にご紹介したり、おすすめの場所をお伝えしますので、ご自身の旅を深めるお時間に、きっとできることと思います。

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旅するあなたへ

どうぞ、気軽な気持ちでこの街を訪れ、心の風が吹くまで、気の済むまでご滞在ください。今回の風待ちステイでは、当日の延泊も可能です。
(延泊時は、当宿の保有する3軒のいずれかに泊まっていただきます。)

旅を終える時、あなたの心には、どんな風が吹いているでしょう。

どうぞお楽しみに、この街を訪れてください。

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風待ちステイ詳細情報

◎内容

港町稲取の暮らしや情緒を体感しながら、ご自身の内省を深めていただくための滞在プランです。
旅の初めに湊庵スタッフや港町の住人たちと対話をしながら、ご自身の心境に合わせて滞在期間内の過ごし方を提案させていただきます。

具体的にご提供できることとしましては…
・宿屋「湊庵」のお仕事体験(旅人の迎え入れや施設整備など)
・数年後の自分に宛てた手紙を書いてみる
・港町の住人たちの開く夜会に参加してみる
・コミュニティ畑の手入れのお手伝い
などなど(本文中にも上記体験以外の案を記載しています)

◎募集期間

2022年6/3(金)〜7/22(金)までのご宿泊

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◎ご利用可能なお部屋

湊庵赤橙 ROOM B(413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1222−1)

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◎特記事項

滞在中の体験については強要するものではなく、ご自身の都合を最優先させてください。
当宿も旅人の皆様の心の風の赴くままにご滞在いただくことを望んでいます。
クリエイティブな思考に耽りたい人、人とのつながりを考え直してみたい人、海辺の町での暮らしに関心がある人、自然豊かな環境に没入したい方におすすめです。
テレワーク可能(宿泊いただく宿(無料)の他、海の見えるシェアオフィスも別途料金お支払いで利用可)

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◎詳細情報・ご予約(リンク先「予約する」ボタンにて空き日程&料金が確認できます。)

▶▶風待ちステイ(2泊3日)

▶▶風待ちステイ(4泊5日)

▶▶風待ちステイ(7泊8日)

About This Author

荒武 優希
この湊庵プロジェクトを通して、稲取の港町の魅力的な暮らしをたくさんの方たちにゲストとしてでなく、町の一員として体感していただきたいと考えています!